124th JFES Chapter Meeting

来る7月18日に下記の要領にて124th JFES Chapter Meetingを開催します。参加ご希望の方は7月4日までにこちらから登録をお済ませください。

対面・オンライン併用のハイブリッド方式での開催を予定しております。皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。懇親会(茅場町駅周辺)は希望人数次第で実施の可否を判断します、一週間前ごろに可否は連絡します。

Date & Time: 2024年7月18日(木)15:30 – 17:30 (JST)

Place: 新川区民館(東京都中央区新川1丁目26-1)

新川区民館|京橋地域7区民館について|東京都中央区 京橋地域 7区民館 (kyobashi7cityhall.jp)

Online Participation: 参加登録者には後日リンクを共有します。

Program

Presentation 1  (15:40-16:20)*日本語/Japanese

<Title> ラインシャフト式ダウンホールポンプの南茅部地熱発電所への導入

<Speaker> 夘城 佐登志(地熱技術開発株式会社)

<Abstract>

バイナリー発電は,地熱資源を持続可能に利用する手段として,近年注目されており,地熱発電プラントにおいて重要な役割を果たしている。バイナリー発電ユニットの熱源となる地熱流体を汲み上げるダウンホールポンプは,バイナリー発電ユニットの効率的な運転に欠かせない要素であり,地熱資源を有効利用するために重要である。
北海道函館市の南茅部地域で掘削された坑井は,高い透水性を有することが判明していたが,スケール析出の課題および自噴(エアリフト)による生産量では目標とする発電量を長期的に得ることが困難と評価されたことから,これらの課題を解決することが可能なラインシャフト式のダウンホールポンプによる揚湯が検討された。その後,ラインシャフト式ダウンホールポンプを生産井へ設置し,各種単体試験で性能を確認した後,今年5月からラインシャフト式ダウンホールポンプを採用したバイナリー発電所が国内で初めて商業運転を開始した。
本発表では,ダウンホールポンプの概要および国内地熱発電所で初めて導入されたラインシャフト式ダウンホールポンプの導入事例について主に紹介する。

Presentation 2 (16:30-17:10)*日本語/Japanese

<Title> 奥会津地熱地帯におけるEGSプロジェクトの概況

<Speaker> 加藤 雅士(地熱技術開発株式会社)

<Abstract>

奥会津地熱地帯では、蒸気生産量と自然涵養のアンバランスに起因する蒸気不足や,貯留層の過熱化に伴う過熱蒸気ないしは二次的に発生する強酸性流体による地上設備の腐食等の問題が発生しており,出力減少の一因となっている。この問題への対処法の一つとして、EGSEnhanced Geothermal Systems)技術の一種で,海外での成功例がある涵養技術が挙げられる。本地域では,独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構が地熱発電技術に関する委託研究「地熱貯留層評価・管理技術」にて,その涵養技術を用いた人工涵養試験を2013年度から2023年度まで実施した。ここでは,奥会津地熱地帯における実証試験で得られた成果の概況を紹介する。

Introduction about GERD (17:10-17:25)